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紫外線(ultraviolet rays:UV)について

 用語は時代と共に変化をつけていきます。専門用語では1990年代まで使われてきた紫外線(ultraviolet rays)がultraviolet radiationという風に変更されたのを受け紫外放射と訳されるようになりましたが、専門用語の紫外放射を使わず、読みやすい紫外線という言葉を使っていきます。

 紫外線(UV)はドイツの物理学者である、ヴィルヘルム・リッターにより1801年に発見された光線の種類である。
  太陽光は太陽の核で核融合反応が起こり、放出されるエネルギーの20億分の1が8分後に地球に届くわけですが、波長の長さ(単位:nm)で表されています。

 太陽光が地表に届く短波長限界は290nmと一般的に言われていますが、オゾン層の破壊などにより280nmを観測したとの情報も入ってきています。

 人体に影響を与えるのは短波長でUV-B・UV-Aが特に人体に影響を与え、400nm以上の赤外線については(IR-A・IR-B・IR-C)人体への影響は少ないことがわかっています。

紫外線の役割について
  紫外線の役割は3個に分類されます。
1、オゾン層の生成(このサイトでは触れません。)
2、ビタミンD3の生成
3、DNA損傷作用

2)ビタミンD3の生成について
  人体の皮膚に存在する前駆体(7-デヒドロコレステロール)がUV-Bを浴びることにより、プレビタミンが生成されます。その後血液中で変化を起こし、ビタミンD3をつくるとされています。
  ビタミンD3は骨・歯などの成長を助ける役目をしていますが、色素性乾皮症患者に日光浴をするなど考えられませんので、経口摂取をきちんと行うことが必要になります。

3)DNAの損傷作用について
  DNAは四本の塩基によって形成されており、二本のらせん状の鎖みたいな形になっています。
紫外線を浴びると、二本の鎖に傷をつけることによりチミンダイマーを生成します。チミンダイマーという間違った遺伝子が出来上がり細菌は死滅してしまいます。(殺菌作用)
  しかし、人体が紫外線にさらされると皮膚を構成するDNAにチミンダイマーが生成され紅斑産生反応が起こります。間違った遺伝情報が伝達されていくと、白内障・癌・免疫機能低下の発症原因になっていきます。

紫外線の照射量について
  季節・場所・天候によって大きく作用されます。
・一日の照射量を100とした場合には
UV-Bは10:00〜13:00で全体の50%が地表に照射されています。
UV-Aは 9:30〜14:00で全体の50%が地表に照射されています。

・一年の照射量を100とした場合には
UV-Bは5月〜8月で全体の53%が地表に照射されています。
UV-Aは5月〜8月で全体の42%が地表に照射されています。
季節的に言えばUV-Aについては年間の照射差はそれほどなく、有害性の高いUV-Bは1月12月と比べると5倍近く照射されています。

 

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